食事をすると嘔吐してしまう病気を患っていた男性が、一杯のスープを飲むことに成功した。10年以上にわたり、食べたり飲んだりする度に激しい不快感を覚えていた英国人のピート・モリスさんは、昨年症状が悪化し病院に行ったところ、食道の神経と筋肉に影響を及ぼす稀な疾患「食道アカラシア」と診断されていた。
ロンドンのユニバーシティ・カレッジ病院とモリスさんが治療を受けたプライベート病院、クリーブランド・クリニック、両院に勤める消化器専門医リーハン・ヘイダリー氏はこう話す。
「食堂は25㎝ほどの長さの筋肉の管で、上下にそれぞれ括約筋があります。下部食道括約筋は、食べ物が食道を下り、緩んだ時に胃へと入る働きがあります。何も考えず当たり前のように飲み込む私たちですが、食道アカラシアの人々は、この下部の筋肉が締め付けられており、食べ物の自然な移動が阻まれ、逆流してしまうのです。食べ物や飲み物の摂取が難しくなることは、生活の質に深刻な影響をもたらします」
昨年9月にモリスさんは、括約筋を切開して痙攣を防ぐ経口内視鏡的筋層切開術(POEM)を決行。1週間、柔らかい食べ物のみを摂取した後、初めて普通の食事ができたことについて、こう振り返っていた。「食べた時に痛みがないことにすぐ気づいたんです。手術後の初めて1杯のスープとパン1つを食べて、泣きました」
これ、自分も3年前に手術しました。
飲食した物が喉の途中で止まる感じ。
酷い時は水が飲めなくて脱水症状になったりして‥。
かなり診断されるのも時間掛かったんで、治療できて良かったですね。— yuzupon ver.6 (@yuzuponver4) January 21, 2023
胃の入り口が開かないのねhttps://t.co/8iHUT1UyNZ
— 鹿角 バッタ怪人ロウカスタ (@table1129) January 21, 2023
10年以上ぶりの食事は感動モノになりそう。失って分かるものがありそうですね
— とらうぃ🐯お得なセール、お金 (@trawi_site) January 21, 2023
私も去年手術しました。食べ物が詰まる感じちょっとしか食べられない😣徐々に症状が悪化していくから最初はたまたまかなんて思ってたけどむ。食事が苦行でしかなかった。手術あとのお粥でも感動したなぁ😄
— 冷凍みかん (@5SagnP6ihJYL4kF) January 21, 2023