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トヨタ、往年の名車「ハチロク」を電気自動車(EV)と水素エンジン車に改造

トヨタ自動車が13日、世界最大級のカスタム車展示会「東京オートサロン」で披露。電動車を新たに販売するだけでなく、いま公道を走る販売済みの車の脱炭素化も模索するという。

[千葉市 13日 ロイター] – トヨタ自動車は13日、世界最大級のカスタム車展示会「東京オートサロン」で、往年の名車「ハチロク」を電気自動車(EV)と水素エンジン車に改造して披露した。電動車を新たに販売するだけでなく、いま公道を走る販売済みの車の脱炭素化も模索する。

トヨタが披露したのは、バッテリーとモーターを搭載した「AE86・カローラレビン」と、搭載エンジンを水素エンジンに改造した「AE86・スプリンタートレノ」のコンセプト車。いずれも1980年代に発売したスポーツカーで、今も愛好家が多いことで知られ、「ハチロク」の愛称で呼ばれている。

豊田章男社長は会見で、「これから売り出す新車をEVにするだけでは2050年のゼロカーボンは達成できない。保有車、つまり、すでに誰かの愛車となっている車にも選択肢を残していくことが大切だ」と述べた。

国内の新車販売台数は、保有車台数全体の約20分の1に過ぎない。新車すべてが環境対応車になったとしても脱炭素化を実現するのは困難なため、トヨタはガソリン車が主流の保有車の脱炭素化も今後検討したい考え。

水素エンジン車のトレノは燃料電池車「ミライ」の高圧水素タンクを2本搭載。改造は最小限にとどめた。EVのレビンは「タンドラ」のハイブリッド車用モーターや「プリウス」のプラグインハイブリッド車用バッテリーなどを使用した。

EVのレビンはマニュアルトランスミッション車で、豊田社長は「カーボンニュートラルの時代でも、愛車に乗り続けたいというチャレンジだ」と語った。

 

 

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