ブラック企業が多すぎる日本。
最近では求人情報の内容を見るだけで、ブラック企業を判別できるそうだが、
この求人は誰が見てもブラックだと分かるぞ。
求人「お金を払って働いてください。」
すごい求人を見た。お金を払ったうえで働いてもらうそう。 pic.twitter.com/JJy3dIWoRv
— ONISHI MAO (@mao7735) 2018年5月30日
労働力を募集するだけでなく、お金までもらおうとは・・・・
一体どんな会社なのだろうか?
エムエムブックスはどんな会社?
ホームページがあったので抜粋する。
エムエム・ブックスは、
マーマーマガジンをはじめとした雑誌や書籍を発刊する
ちいさな出版社です。
あたらしい暮しかた、働きかた、生きかたをスタッフ一同、実践し、
よりおもしろく、よりあたらしい提案を
みずみずしく発信していきたいと考えています。
新しい暮らし方や働き方を提案している会社が
「お金を払って働く」という新しい方法を提案しているようだ。
それでどうやって暮らしていくのか疑問しか残らない。
試用期間は1~3ヶ月
どうやらお金を払って働くのは3ヶ月までで、それ以降は賃金が発生するとのこと。
金額は双方の話し合いの合意の上で決定とされる(当方調べ)
支払う金額は?
お金を払って働く場合のその金額は双方が話し合って決定するそうだ。
(当方調べ)
該当求人はすでに撤回
当該ホームページ上ではすでに求人は削除され、以下に変更されている。
内容を見る限りは撤回しているようだが、応募者との話し合いで相談となっている。
まだ諦めていないような感じにも受け取れるが・・・
「お金を払って働く」ことに対して説明不足だった・・と主張しているが、
どれだけ説明されても多くの人はきっと理解できない。
評判はあまり良くない企業のようだ
なんじゃこりゃ?と思って調べて見たら冷えとりソックスとかやってるヤバイ系の人だとわかって全力で逃げろって思いました。
— 頓服 (@alchmistonpuku) 2018年5月30日
そう、冷えでおなじみです!
— ONISHI MAO (@mao7735) 2018年5月30日
労働基準法違反の疑い
そもそも労働基準法に思いっきり違反では…
— 頓服 (@alchmistonpuku) 2018年5月30日
最低賃金制度
他にも抵触する部分はあると思うが、おそらくこの最低賃金制度の部分に抵触するのではないだろうか?
最低賃金を支払うどころかもらうわけだし・・・
最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
仮に最低賃金額より低い賃金を労働者、使用者双方の合意の上で定めても、それは法律によって無効とされ、最低賃金額と同額の定めをしたものとされます。
したがって、最低賃金未満の賃金しか支払わなかった場合には、最低賃金額との差額を支払わなくてはなりません。また、地域別最低賃金額以上の賃金額を支払わない場合には、最低賃金法に罰則(50万円以下の罰金)が定められ、特定(産業別)最低賃金額以上の賃金額を支払わない場合には、労働基準法に罰則(30万円以下の罰金)が定められています。
ただし、これは雇用契約の範囲であって、下請け契約等になると該当しない。
近寄るべきではない
すでに該当求人は削除されているが、削除前の内容を全部読むことができたので、その時の印象を説明すると、
「洗脳、宗教、信者」といったキーワードが当てはまる企業だと感じた。
求人情報のあとに追記として書かれていた「お金をもらって働いてもらう理由」と題された記事は、かなりの長文だった。
それもすでに削除されているが、自分たちの考えに必死に賛同してもらおうという姿勢で、自分たちの考えは撤回しない・・・そんな体質なのではと感じた。
求人を撤回したとしてもこの企業の体質や理念が変わったわけではない。
基本的には近寄らないのが一番だ。
さっさともっと良い条件の求人を探そう。