日大の悪質タックル事件の関連報道が連日行われ、まだまだ過熱しそうな雰囲気だ。
そんな中、スポーツタレントとして人気の武井壮がツイッターを通じて、スポーツ業界に怒りの声を上げた。
努力して夢を叶え幸せになるのがスポーツ
スポーツってよ、努力して夢叶えて幸せになるためのもんだろう?大人のくだらねえ権威争いとか保身の為に子供達を扱うもんじゃねえだろうよ。。指導者の仕事はその知識と経験で最善の努力の時間を提供して世の中で生きていく為の武器や名誉、勝利より大切な人生を与えてあげることなんじゃねえのか??
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年5月22日
名指しはされていないがおそらく日大の悪質タックル事件を指しているだろう。
日本の労働体質もこれが原因?
どんな道でもそうだけど指導者の仕事ってよ、常に新しい鍛え方や戦術を研究して選手に最短で最善の努力を提供することだと思うんだよ。決して強権を翳して激務をこなさせたり利用したり自分の名誉を誇る事じゃない。選手が成功したらその努力を讃え、失敗したら指導の至らなさを嘆いて守るのが役目だよ
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年5月22日
なんだか日本の労働環境にも置き換えることができるスポーツ業界のあり方。
ルーツはここからなのかもしれない。
スポーツ業界に切な訴え
競技関係者みんなもう一度考えよう。勝利やオリンピックは当然大事だし素晴らしいよ。でもよ反則したり若者苦しめたり彼らが人生投げ出してまでも『勝たなきゃ食って行けない』ような業界じゃ未来はねえよ。勝っても負けても『あの競技を学んでるなら信頼できる』と思える人材を育むのが我々の役目だろ
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年5月22日
スポーツ業界よ、初心を忘れていないか?
メダルだの日本代表だのって輝く舞台の光にだけ照らされて大切なところに影が差していないかい?
スポーツはあくまで遊びだろ?それを沢山の人が楽しんでくれるから我々が仕事にできる。それを広めてそこを目指す若者を募るなら彼らが豊かで幸福な人生を手に入れる場所にするのが年長者の責務だと思う— 武井壮 (@sosotakei) 2018年5月22日
すばらしさを伝えることこそが最大の役目
オレ自身マイナー競技の出身でその勝利だけじゃ人生に満足できなかった。でもその後スポーツには世界のトップ選手になるだけじゃなく、多くの人にその楽しみを伝える事で仕事にできると証明したくて芸能界に来た。スポーツの素晴らしさとそこに生きる若者たちの魅力をもっと輝かせる先輩でいたいと思う
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年5月22日
多数がこれに賛同の意見
自身も大学生を指導している立場の人間ですが、同感です。
プロに行って、食べて行ける子はほんの一握り、だとしたら、そのスポーツをやっているからこそできる指導を通して、社会人として生きていける準備をしてあげるのも指導者としての仕事だと思ってます。— ゆう (@yuymy39) 2018年5月23日
本当にそうです!例え子供が間違った判断をしたとしても大人が守らなければいけないのに、大人が間違った導きをしたうえに、あまつ子供の判断のせいにするなんて、指導者を名乗る人間が絶対にしてはいけないこと。これは子供全体が大人、ひいては社会に不信感を抱くきっかけになってしまう。
— ゆぅみ (@everlastingflo3) 2018年5月23日
武井がスポーツ業界へ切実に訴えかけるのは、おそらく日大会見と選手の謝罪会見を観たからだろう。
自分の保身ばかりを話す日大会見と、終始、被害者選手に気を配り続けた加害側選手の謝罪会見。
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これにはさすがに落胆しかない。
スポーツ業界が汚れていると言われても仕方がない。
武井の言葉が各スポーツ業界に届いていることを祈るばかりだ。