人生の節目となる「夫の転勤」
夫が転勤となると、妻はパートを辞め、子供たちは転校を余儀なくされることが多い。
中には夫だけ単身赴任ということもあるが、これだと家族はバラバラになる。
この転勤システムに怒りの声があがった。
拒否できない転勤システム
うちの会社の優秀な女性社員が旦那の転勤で急遽辞めることになった。マジでこの転勤とかいう人権侵害甚だしい昭和的価値観の糞制度なんとかしてほしい。転勤自体はあってもいいけど労働者には100%の拒否権を保障しろ。夫退職or妻退職or家族バラバラの理不尽な三択を強いるんじゃねえよ。
— はやぶさ☆数ぽよ (@hayabusa2010_06) 2018年5月20日
家を購入すると危険?
家やマンションを買ったら転勤させられるのは「ローンを抱えたなら仕事は辞められないだろ?」という会社の考えで、新築の家には住めぬまま単身赴任で地方に飛ばされる会社員あるあるですよね…( ;∀;)
— すぅすぅ (@yshnet1231) 2018年5月20日
自分も新築1ヶ月で転勤辞令が出ました。二世帯住宅で単身赴任中に母親と嫁が大揉めに揉めて結局離婚…。
残ったのは3000万のローンだけでした(泣)— アフツイオヤジ (@kijy1234) 2018年5月21日
昔は転勤するほど年収が100万円ずつ上がりましたが、現在は
・契約社員でも転勤
・引っ越し費用も一部だけ
・賃金も数%しか上がらないですから嫌に決まってます。
— じゅん@三ツ星コンピュータサポート (@3scs3scs) 2018年5月21日
会社にとっての「優秀な人材」は「いいなりになってくれる奴」
日本と海外の企業では「優秀」の定義が違う
海外:「会社に利益をもたらす人」が優秀
同じように見えて全然違う。
日本は企業にとって都合の良い人でなければ出世させてくれないが、
海外では利益さえ出してくれれば出勤も退勤も休日も基本的に自由だし、転勤も断れる。
マンガ「島耕作」から学ぶ企業体質
マンガ「島耕作シリーズ」をご存知だろうか?
主人公の島耕作が大手メーカーに就職し、出世していくという物語を描いている。
これには現代の大手企業の体質を忠実に再現してくれているので、読んでいるだけで社会の仕組みが分かる。
私も読んだことがあるので、ここから企業体質を推測してみる。
いかがだろうか?理不尽の連発の中で出世した島耕作は凄いとしかいいようが無いが、
島耕作はプライベートをとことん犠牲にしてきた。離婚もしている。
派閥争いで負けると出世できないとか・・・
もはや会社とか能力とか関係がない。ただの子供のイジメだ。
夫は会社と家庭に挟まれる
男性目線となってしまうが、世の男たちは会社で戦い、家庭でも戦っているのだ。
こんなジレンマが日本企業にはウヨウヨと存在しているのだ。
転勤システムも実にアホなシステムだ。
優秀な人材でも賃金は上がらない日本。
なのに、やたらといろんな所に飛ばされて働かされるわけだから実にバカバカしい。
断れば遠回りに圧力をかけられてしまう。転勤を断ってしまったら人生の階段はそこで止まってしまう。
会社で働くならば出世を目指して当たり前だ。
出世したければ奴隷のように働かなくてはならない・・・。
働くことは悪いことではない。だがこんな怒りの声が上がってしまうということはその習慣は悪なのだ。
労働者の働きやすい環境を作るのは企業の宿命である。
是非この声を拾って欲しい。
どうせ無能な偉い人が天下りするくらいなら、優秀なアメリカから天下りしてくれないかな・・・。
もしかしたら労働者にとって良い環境になるかもしれない。